小学校受験を通じて、私どもは縁故は必ずしも絶対ではないという考え方でおります。
しかしながら、職業や学歴などまで含めると、当然に見られることになると思われます。
出願の際、親の経歴は聞かれませんが、備考欄に職業や学歴を書くことが通常です。
これはアピールの場でもあり、書かなければ合格は厳しくなるはずです。
私どもが合格した経験、本年周囲で合格された方、過年度で合格された方の実例から察するに、特別な職業にある方が多数いらっしゃいます。有名企業の経営者と医師家庭が多く、著名人もそれぞれにお子様がいますからその数は非常に多いです。
では気になるのが、倍率10倍校の人気校において普通のサラリーマンはどうかという点。
経営者か雇用者かという点で、どんな有名企業でもこの中で光るのは難しいものの、少なくとも各業種のトップ企業の方は十分戦えます。関係なく、というと学校によって違うというのが本当のところでしょうが、少なくとも足切りはないです。
正確に言うと幼稚舎はわかりませんが、早実と初等部は見てくれます。実例から確認済です。
では学歴はどうかというと、これも結構見ているかもしれないな、と感じます。
これは学歴があるから合格するという意味ではなく、人気の名門小学校に合格する方は、把握できる限り、両親又は父親がいつも高学歴だからです。また、中学受験校の場合は、親の職業より学歴を見ていると言われています。中学受験に通じる学力を親が有しているかを見ているのは当然ですね。
このように縁故ではなくフリーで合格できるといっても、家庭の属性を見ている可能性は高いと考えられます。
一方で、合格は相対評価なので学校の倍率に応じてその競争も緩和されると思われ、いわゆる名門人気校以外は、過度に心配しなくても良いと思われます。