本年の小学校受験は、多くの学校で入校時に検温がありましたが、これは純粋に体温だけで判断されます。
試験の日の朝に予め体温を計るのが怖かったものです。
多くは、37度5分以上あれば、理由を問わず試験を受験できません。
ほとんどの学校は校門でサーモグラフィーで温度を親子でチェックされました。ここで熱があれば終わりです。何回か受験した中で、一回だけ引っかかっている方を見ました。
私どもが受験した中では、唯一、早実初等部ではチェックはなく紙による自己申告でした。ただ、37度以上の場合は平熱である理由を証する必要があり、怖い条件です。
大学の共通テストでは熱があっても追試などの措置がありますが、中学受験では方針が分かれ、小学校受験と同様の方式をとる学校が多いようです(下記ご参照)。どちらが多いかは把握できておらずすいません。
2021年度入試における新型コロナ感染症対応について | 入試情報 | 東邦大学付属東邦中学校高等学校 (toho-u.ac.jp)
小学校と中学校が併設されているケースもありますが、この場合は小学校と同じ機材で同じようにやる可能性が高いと考えた方が良さそうですね。
小学校と中学校で違う点は、何といっても時期です。2月初頭はインフルエンザや風邪が流行る時期で、たとえコロナが下火になっていたとしても油断ならない時期です。コロナでなく、風邪による熱であってもアウトという判断基準は非常に怖いです。
このため、直前期は意地でも熱にならない準備を心がけてください。予想されるリスクは、直前期の学校で生じるクラスター、塾による見えないクラスター、1月の試験による感染です。
特に後者二つは十分にお気をつけください。塾が隠ぺいするという意味ではないですが、塾側でのクラスターは学校よりも発覚しにくいはずです。また、1月に実施される本試験において、調子が悪いのに無理やり参加してくる方、無症状者もいる可能性が十二分にあります。
ここでうつされてしまうと、タイミング的に2月の本番がだいなしになる可能性があります。
とにかく、一発退場だけは避けなければなりません。
このため、試し受験の否定まではしませんが、直前の通塾はできるだけ控えて、他の代替手段も検討された方が良いでしょう。
小学校受験直前(試験数日前)において、すぐ締切になる人気直前講座も今年は直前になっても定員に満たず、異常な年でした。
それだけ周りも直前期の感染にケアしていたということです。
とにかく誰も守ってくれませんので、直前期、約2週間の感染対策は十分にケアして頂ければと思います。