小学校受験

お茶の水の女子大学附属小学校の試験日程に思うこと

東京の人気国立小、お茶の水小の抽選が本日12月7日、終わりました。

特に女子に人気のある学校ですが、一次を通過する倍率も8倍前後になると予想されます。
受験できる方は本当にラッキーですが、ペーパーレスの試験なのでまだまだ試練の道は続きます。

例年は筑波がクリスマス前にありますが、今年はコロナの関係で試験を繰上げて11月に実施しました。
このため、受験を今日で終えた方が多いと思います。

このお茶の水の試験制度、わかってはいることですが、ちょっと受験制度に難があるように感じます。

女子でお茶の水は国立で憧れの学校ですから、最後に試験をしたい方は多いはず。

抽選が終わって即日二次の出願を済ませ、翌日12月8日以降、生まれ月で3日間に分かれてペーパーレスの試験が実施されますが、女子校受験されて経験豊富な女児が圧倒的有利に決まっています。他の学校を受験されたご家庭は、いずれかの合格を持っていたりするので気楽なものですし、試験慣れもしています。一度合格すると、本当に緊張せずに力を発揮してきますよ。

これに比べ、お茶の水のみに行きたいと思う国立志望の女児は、事前に抽選漏れのリスクを負って相当回数の幼児教室へ通わない限り太刀打ちできません。そもそも7~8倍の抽選を潜り抜けないと試験できないので、このような戦略は普通取れないでしょう。

せめて抽選後に2週間でも3週間でもあれば、そこで集中的に試験準備する時間がありますが、間をおかずに試験が実施されますので、自然なお子様の姿が見たいという学校の考え方が垣間見えます。
でも、そうであるなら、私立小を受験したお子様は既に自然ではないわけで、矛盾を感じます。結果的に、既に経験や能力があるお子様にとっては、ライバルが成長する機会をなくすことになり非常に有利です。

現状の試験日程は、お茶の水の専願を拒むシステムになっていると思われ、これはちょっとなあ、、、と感じます。

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